校長だより

新年あけましておめでとうございます。令和8年の新春を穏やかで清々しい気持ちで迎えられたことと思います。本年が皆様にとって、幸多き一年となりますよう、心よりよりお祈り申し上げます。

また、旧年中は、創立記念祭、そして愛龍なでしこ祭を無事成功裡に終えることができました。これも生徒たち一人ひとりの頑張りと、学園の諸先生方、そしてご家庭の皆様のご協力のおかげです。ありがとうございました。

新年早々、本校では二年生の保育福祉コースの生徒たちを対象とした介護職員初任者研修講座がスタートします。その一方で、進学教養コースの生徒たちは次年度に向けて探究活動のテーマ決めに取り組んでいるところです。また三年生は卒業後の進路も固まり、それぞれのコースでの卒業研究発表会に向けて、一人ひとりが活動の成果を発表するための総仕上げに取り掛かることになります。あっという間にやってくる年度末に向けて、それぞれの生徒たちがしっかりと取り組み、達成感を持って次年度を迎えられることを期待しています。

さて、人はないものをねだるものです。「ああ、○○ならいいのに」とか、「△△みたいな才能があればなあ」というように。でも、ここからは何も生まれません。今、自分が置かれている状況を真正面から受け止め、「さあ、ここからどうしていこうか」と知恵を絞っていく。肝を据えてじっくりと取り組もうとする覚悟を持てるかどうかで、道が開けていくかどうかが決まるのだと思います。はじめから才能があって、思い通りにできる人など、ほとんどいません。思うようにできるまでの苦しみを乗り越えて努力し続けられること、それがある意味、才能なのです。努力を重ねる能力のある人が、一流になっていくのです。何事も、取り組み始めてから目に見えてその成果が現れるようになるには、相当の量をこなさなければなりません。そのため、せっかく取り組んでみても途中で諦めてしまう人が多く見受けられます。「これだけやってもできないから、じゃあ方法を変えちゃおう」とか「やってきた練習をやめてしまおう」というように。今取り組んでいることに対して、もうひと踏ん張りして効果が現れてくれば、「これでいいんだ」と確信を持つことができて、自然と身が入ってくるものなのだろうと思います。

他方、世間では「自分のやりたいことが見つからない」と訴える人が増えていると聞きます。それは、一つのことをやりきっていないからだと思います。ある事象から逃げてしまうから、自分の課題に気づけず問題解決に至らないのでしょう。実社会においては、自分に合わないからと転職を繰り返すようでは、どの職場に行っても状況は変わりません。会社や人のせいにするのではなく、常に矢印を自分に向ける。他責ではなく自責で、精一杯目の前の仕事をやりきった先に、成功を掴めるのだと思います。

本校では、一年生が二年次からのコース選択という課題に直面しています。先日、保護者の方々をお迎えしてコース説明会を開きました。その際、生徒の皆さんには、「最終的には自らの意思でコースを選択してください。一度決めたら、迷うことなく自分の道を進んで行ってください」と伝えました。今後クラス担任と面談を重ね、希望進路を明確化し、自らに適したコースを選択していくことになります。その際、先に述べたことを念頭に、時には厳しく、お子様たちに覚悟を決めて臨むよう指導していきます。ご家庭でも、本校の指導方針をご理解の上、是非ともお子様の背中を押してあげてください。

創立以来六十年余を経た本校は『地域から信頼される学校』になることを目指し、日々の教育活動に取り組んでいるところです。その一環として本校の教育内容を知ってもらうために、11月に二週間に渡る授業公開期間を設定しました。今回参加してくださった保護者の方からは、「少人数ならではの雰囲気で、生徒たちが落ち着いて授業を受けていたのが印象的でした」、「説明がわかりやすく、生徒も楽しく授業を受けている感じで良かった」という感想が聞かれました。このように、外部に向けて発信する機会を増やしていきながら、本校の良さを理解してもらえるように努力してまいります。これからも、本校の教育活動へのご理解とご支援のほど、よろしくお願いいたします。